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税金のムダ4900億円、検査院が指摘!

(1) 税金の無駄遣い過去3番目
 会計検査院は7日、国の2012年度決算の検査報告をまとめ、安倍晋三首相に提出した。税金の無駄遣いなどの指摘額は計4907億円と過去3番目に多く、11年度より117件多い630件の事業で改善が必要だとした。14年度の消費増税を控え、税金の使途に対する国民の視線は厳しさを増しており、官の意識改革は急務です。
 支出が法令違反にあたる「不当事項」の指摘額は計543億円(470件)。改善が必要と評価した「処置要求」や「意見表示」の指摘額は計3533億円(77件)。

 101の独立行政法人の資産の点検では、7法人が保有している土地計約98万平方メートル(約218億円相当)が今年3月末時点で有効に活用されていなかったと指摘した。
 省庁別指摘額は経済産業省が1153億円で最大で、防衛省(1041億円)、法務省(809億円)の順。経産省による都道府県の信用保証協会への貸付金700億円は、各協会は十分な財産を持っているとして、全額を不必要と判断した。
 検査院は今回、「国民生活の安全や安心」を重点テーマに掲げ、道路などインフラや社会保障分野を重点的に調べた。
 社会保障分野では、生活保護を受給していた単身者が死亡したのに、24都道府県の125自治体が死亡を把握せずに受給者の口座に支払いを続け、返還請求もしなかったなど計3億1千万円の支出が不適切だったと指摘。厚生労働省に適切な処理の徹底を求めた。

(2)税金の徴収不足、約7割増の約4億円
 
国税局・税務署に対しては国家予算の執行(歳出)の検査だけでなく、国税収入(歳入)の検査も行われます。
 税のプロの税務署等にとっては、検査院から「税の徴収不足」や「税の取り過ぎ」の指摘を受けることは恥ずかしいと考えています。 しかし、人間ですのでミス(徴収洩れ)は毎年発生します。 今年も、財務省に対しては、税金の徴収不足が約4億円だったことが明らかとなりました。
 税金の徴収額の不足3億9720万円(前年度:徴収額の過不足2億3514万円)を指摘。76税務署において、納税者119人から、徴収不足が119事項、3億9720万円、徴収額過大はありませんでした。前年度は、64署で徴収不足が95事項、2億3611万円、徴収過大が2事項、153万円だったので、徴収不足は約7割も増加したことになります。
 徴収が不足だった119事項を税目別にみると、「法人税」が最も多く、以下、「申告所得税」、「相続・贈与税」、「消費税」、「源泉所得税」となっています。これらの徴収不足額があった119事項については、会計検査院の指摘後、全て徴収決定の処置がとられているとのことです。

会計検査院の検査報告の詳細は、下記HPをご覧下さい。
 http://www.jbaudit.go.jp/report/new/
 財務省に対する不当事項(租税の徴収額に不足)はこちらです。 
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary24/pdf/
fy24_futo_008.pdf

(2013年11月8日/日本経済、毎日新聞などより)

 会計検査院とは、憲法第90条による国の収支の決算、法定会計の検査を行い、会計経理を監督、適正を期し且つ是正を図る行政機関です。 簡単に言えば、役所の仕事が適切に行われているかどうかをチェックする機関です。つまり、「役所を監督する役所」です。▼会計検査院は1880年(明治13年)大蔵省検査局を廃止して設置されたもので、130年以上の歴史をもち、約1270人の職員を擁しています。
 ご参考までに、根拠条文を掲げます。
 日本国憲法第90条【決算検査、会計検査院】
 
第1項 国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない。
 
会計検査院法1条
 
会計検査院は、内閣に対し独立の地位を有する。

 
 先日、財務省は国債と借入金、政府短期証券を合計した、いわゆる「国の借金」が9月末時点で1011兆1785億円になったと発表しました。
 過去最大を更新し、国民1人当たりに換算すると約794万円となり、今年末には1107兆円に達するそうです・・・・。

 このような、財政が危機的状況にある中で、ムダを省いた効率的な行財政の執行が求められています。

 東日本大震災の復興事業についても、23%近くが使われていないことが指摘されており、本当に必要な事業を選別しなければ、何のための復興増税なんでしょうか。
 消費増税を求めておきながら、不適切な支出を放置するのは許されません。
 検査院の報告を真摯に受け止め、無駄な予算の排除に全力を挙げましょう。
 政治家・官僚の皆さん、そうですよね・・・・。
 使命感をもって仕事をしましょう。


 税金に関しては、支払時だけでなく使われ方にも、もっと関心をもって監視していかなければ、いくら増税しても財政再建は無理だと思います。
 会計検査院の「お目付け役」としての期待は今後益々高まっています。
 税金を無駄使いせず、適正に使ってほしい。
 そうですよネ、皆さん・・・・。

 会計検査院の皆さん期待していますよ 
 政治家・官僚の皆さんも・・・・(^_^)



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